■ 実用フランス語技能検定 (仏検)

資格概要

日本における唯一のフランス語の検定試験で、一般的にはフランス語検定、仏検と呼ばれている。

受験資格

制限なし

試験内容

日本のフランス語教育の実態に則して基準がきめられているので、学校の学年との対応関係からみると、5級から2級までは英検より少し程度が高い印象をあたえるかもしれません。いずれにせよ、1級合格者が実社会で通用することはこれまでの実績が証明するところです。

1級高度の内容をもつ文を含めて、広く社会生活に必要なフランス語を十分に理解し、自分の意見を表現できる。学習600時間以上(読む力と同時に、聞き、話し、書く力を総合的に要求されるので、4年制大学のフランス語専門課程卒業程度では不十分。)
一次 筆記試験(記述式・客観形式併用)120分、書き取り・聞き取り試験約40分
二次 面接試験約9分(あらかじめ与えられた課題に関するスピーチとそれをめぐるフランス語での質疑応答)


準1級
日常生活や社会生活に必要なフランス語を理解し、特に口頭で表現できる。学習500時間以上(4年制大学のフランス語専門課程卒業の学力を備え、新聞・雑誌などの解説・記事を読み、その大意を要約できるだけのフランス語運用能力と知識が要求される)。
一次 筆記試験(記述式・客観形式併用)100分、書き取り・聞き取り試験約30分
二次 面接試験約7分(あらかじめ与えられた課題に関するスピーチとそれをめぐるフランス語での質疑応答)


2級
日常生活や普通の職場で必要なフランス語を理解し、特に口頭で表現できる。
学習400時間以上(4年制大学のフランス語専門課程4年程度で、読む力ばかりでなく、聞き、話し、ある程度書く力も要求される。)
一次 筆記試験(記述式・客観形式併用)90分、書き取り・聞き取り試験約30分
二次 面接試験約5分(フランス語での質疑応答)


3級
基本的なフランス語を理解し、簡単なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。学習200時間以上(大学の2年修了程度。一部高校生も対象となる。)
筆記試験(客観形式のほか、記述式を含む)60分、聞き取り試験約15分

4級
基礎的なフランス語を理解し、平易なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる。学習100時間以上(大学の1年修了程度。高校生も対象となる。)
筆記試験(すべて客観形式)と聞き取り試験合わせて、約60分

5級
初歩的なフランス語を理解し、聞き、話すことがことができる。学習50時間以上(中学生から、大学の1年前期修了程度の大学生に適している。)
筆記試験(すべて客観形式)と聞き取り試験合わせて、約45分

試験日程

1級
(1次試験)11月下旬頃
(2次試験)1月
準1級
(1次試験)6月
(2次試験)7月
2級
(1次試験)6月、11月
(2次試験)7月、1月(2回)
3級?5級
6月、11月(2回)

試験会場

1次試験 / 全国38箇所
2次試験 / 札幌、仙台、東京、名古屋、京都、大阪、広島、福岡

受験料

1級 / 10,000円
準1級 / 8,000円
2級 / 6,000円
3級 / 4,000円
4級 / 3,000円
5級 / 2,000円

合格発表

12月下旬頃・2月下旬頃

補足情報

ホームページ

(財)フランス語教育振興協会



お問合せ先

(財)フランス語教育振興協会仏検事務局
03-3230-1603